AreaSmartはデジカメやスマホのカメラで撮影された建物の壁など、斜めから撮影された画像の任意の位置における長さ(距離)や面積を計算するソフトです。
操作はいたって簡単です。撮影した画像の平面領域を矩形で指定し、窓などサイズがわかっている領域(矩形)に幅と高さを与えます。距離を計算する場合は2つの点を指定すると、その2点間の距離が表示されます。面積を計算する場合には領域を矩形または多角形で指定すると、その領域の面積が表示されます。面積は加算・減算ができるので、例えば建物の側面の面積から窓などの面積を引いた実際の壁の面積(実質面積)を求めることができます。
この他にも数多くの便利な機能を備えています。例えば、面積を移動・コピー・アレイ状コピー(等間隔に縦横に複数コピーする機能)する機能、斜めから撮影された画像を正面にする機能、レンズの歪みを補正する機能、ボケている画像を鮮明にする機能(輪郭強調機能)、消点を設定することにより平行面や垂直面を生成する機能,グループ分けする機能などがあります。(※1)
得られた距離や面積は、CSV形式で保存できるのでエクセル上で結果を表示することができます。また画像と共に画面に表示された距離や面積は、クリップボードにコピーすることができるのでエクセルなどのアプリケーション上に画像として貼り付けることができます。
本ソフトはニーズに合わせて「ベーシック版」「スタンダード版」「プレミアム版」の3つの種類があります。これらの機能の分類は、こちらをご覧ください。
本ソフトは、塗装、リフォーム、内装、看板、屋根、清掃、測量など様々な業界で見積もり支援などの用途でご利用いただけます。
(※1) エディション(版)により備えられている機能が異なります。機能の分類はこちらをご覧ください。
発売開始日:平成21年3月1日

主な仕様
読込可能なファイル
BMP,TIFF,JPEG,GIF,PNG
主な機能
・2点間距離計算
→2点を指定すると、その2点間の距離が表示されます。
・面積計算(加算,減算)
→領域を矩形または多角形で指定すると、その領域の面積が表示されます。また、加算面積、減算面積の指定ができます。
・実質面積計算
→加算面積、減算面積から実際の面積(実質面積)を計算することができます。
・複数面に対応
→1つの画像内で、1面だけでなく複数の面(例えば、複数の壁が写っているような場合)の設定ができます。設定されたそれぞれの面に対して距離・面積の計算ができます。

・面積の移動、コピー、アレイ状コピー(アレイ状コピーは、S版・P版のみ)
→計測された面積を移動・コピー・アレイ状コピー(等間隔に縦横に複数コピー)することができます。例えば、同じ窓が複数あるときは1つの窓の面積だけを計測し、他の窓はその面積をコピーするだけですみます。また、ビルなどで窓がアレイ状に配置(等間隔に縦横に複数配置されている)されていれば、アレイ状コピーすることで簡単に複数の面積の設定ができます。
・消点の設定 (S版・P版のみ)
→消点を設定することもできます。消点を設定すると、平行面を生成したり2点間距離や面積計算の精度を向上させることができます。
● 消点について
消点とは以下の図に示すように、面の対する2辺を伸ばし1つの点で交わる点のことをいいます。(消失点ともいいますが、ここでは消点ということにします)消点は以下に示すように、左側(消点A)と右側(消点B)、そして縦方向に1つの消点(消点C)の3つあります。この図では消点Cはかなり上にありますので省略しています。

消点の設定は消点そのものを設定するのではなく、消点に向かう2つの辺を設定します。上記の図では消点Aを設定するのに辺1と辺2を設定します。
消点を設定すると平行面を生成したり、2点間距離や面積計算の精度を向上させることができます。
・平行面の生成 (S版・P版のみ)
→平行な壁や看板などの面積を測るために、指定された面に対して平行な面を生成することができます。

・垂直面の生成 (S版・P版のみ)
→看板・軒下などの面積を測るために、指定された面に対して垂直面を生成することができます。
